前回の記事に引き続き同じようなことを悩んでいます。
前回はネットに作品をアップすることで
簡単に消費されてしまうジレンマ
みたいなことがメインの悩みだったけれど
最近はそれに加えて
ネットに作品をアップするとAIの学習の参考にされてしまう
という新しい悩みまで追加されてしまいました。
Xは利用規約の中で、
Xにアップされた画像はAIの学習に使われる、ようなことを
先日公式が公表していました。
これは作品を作る人にとって見逃せない話題です。
ネットに作品をアップするとたくさんの人に見てもらえる面では
アップした方がいいことが多いけれど、
それと同時にAIの学習対象にされる、
そして長期的に見たらネットに上がる作品が
均質化していくのか・・・?
例え今オリジナルな作風だとしても
AIが学習して、それらをたくさんの人が見たり使ったりしたら
いずれ似たような作品が増えて
やがてオリジナリティとはかけ離れていってしまう
そんな気もしています。
Xは公式がAI学習に使うと言っていて、
それじゃあ他のwebやSNSなら問題ないのかというと
そうでもないと思っています。
ネットにアップした途端に作品は画像となり
AIの学習対象になると思った方が良いのではないかと
警戒心を強めている昨今です。
それでさらにいうと、
一周回ってアナログオンリーな作品発表方法が
新しくなる気もしています。
リアルな空間に展示された作品をアナログで楽しむ、
そしてそれらは写真を撮らず(撮れず)その場でちゃんと
時間をかけて味わう、みたいなイメージです。
美術だけではなく音楽でも同じようなことが言えると思います。
ネット上ではたくさんの音楽作品が聴けますが、
ライブ会場やコンサートホールに足を運んで、
その場でしか聞くことができない音楽を味わう
ということも究極のアナログだと思います。
AIの学習を恐れて?色々考えてみた結果、
結局アナログの良さというか
デジタルじゃないところで
なんかやっていきたいと思いました。
偶然にも私が作っている作品は
シルクスクリーンのアナログで刷っています。
(デジタルで制作する作品もありますが)
一見アナログは時代と逆行していくようにも思ったこともありましたが
デジタルが加速しすぎてアナログに回帰することもあり得ると
最近は考えるようになりました。
まだここらへんのAI界隈の話は発展途上だと思うので
恐れすぎず、少し気にしながら、作品を作っていきます。
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